時間にルーズな人の行動パターンは、幼少期の家庭環境や育ち方に根ざしているケースも珍しくありません。幼い頃から親自身が時間にルーズで、遅刻をしても叱られた経験がない家庭で育つと、「時間は大まかに守ればよいもの」という歪んだ規範が骨の髄まで染み付きます。逆に、過保護な親がすべて先回りして準備や時間管理を行っていた場合、自発的にスケジュールを逆算する能力が育たないまま大人になってしまいます。
また、プライベートと公の場の境界線が曖昧な環境で過ごしてきた人は、周囲との「時間感覚のズレ」を自覚できません。社会的な約束を「自分を縛る窮屈なルール」と捉え、時間に縛られない自由な自分を無意識に肯定していることすらあります。家庭内での規律の欠如やルーズさへの肯定的な刷り込みは、成人後に本人の意志だけで修正することを著しく困難にさせます。