Q1:四門出遊で出会った4つの対象と、その順番を簡単に覚える方法はありますか?
A1:方角順に「東=老人」「南=病人」「西=死者」「北=沙門(修行者)」の順番です。東から時計回りに太陽が沈む西へと向かうにつれて「人間の衰退(老・病・死)」が進み、最後に北で「解脱への道(沙門)」に出会うという劇的な構造になっています。
Q2:シッダールタはなぜ妻子を城に残して出家したのですか?無責任ではないでしょうか?
A2:現代の家族観から見ると冷淡に映る側面もありますが、当時の王族社会において家族の生活基盤は王家によって完全に保障されていました。また、釈迦は悟りを開いた後にカピラ城へ帰郷し、父や妻、息子のラーフラに真理を説いて彼らを苦しみから救い出し、家族全員が仏弟子として高い境地に達しています。
Q3:「四門出遊」と「四苦八苦」にはどのような関係がありますか?
A3:四門出遊で目撃した「生老病死」の4つが「四苦」であり、これに「愛別離苦(愛するものとの別れ)」「怨憎会苦(嫌なものとの出会い)」「求不得苦(求めるものが得られない)」「五陰盛苦(心身の制御がきかない)」の4つを加えたものが仏教の根本思想である「四苦八苦」です。四門出遊は、釈迦が四苦八苦の本質に気づいた歴史的契機と位置づけられています。