法多山尊永寺の本尊は、行基自らが刻んだとされる「厄除正観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)」です。古くは源頼朝をはじめ、武田信玄や徳川家康といった歴代の武将からも篤い崇敬を集め、今なお東海地方屈指の霊場として威容を誇っています。
尊永寺の真骨頂である「厄除け」は、人生の節目に訪れる厄年の災厄を祓うだけでなく、日々の生活で蓄積する悪因縁や心の曇りを清める強い力を持ちます。厄除け祈祷を受けた参拝者からは、「祈祷中の厳かな太鼓の響きと読経で胸のつかえが取れた」「長年悩まされていた不安が晴れ、前向きな決断が下せた」といった実体験に基づく声が数多く寄せられています。
さらに境内には、縁結びの祈願所として若い世代を中心に圧倒的な支持を得ている「白山神社」や、諸芸上達・金運招福をもたらす「弁天堂」、商売繁盛を願う「二葉神社」など多彩な境内社が点在しています。厄を祓って清らかな状態に整えた上で、良縁や開運を祈願できる重層的な祈りの構造が、多くの人々を引きつけてやまない理由です。