完成したタネは、加熱方法によって多彩な表情を見せます。シーンや調理環境に合わせた最適なアプローチを選択してください。
1. 蒸し器なし・電子レンジで作る即席蒸ししんじょう
蒸し器を出す手間を省きたい場合は、耐熱皿とラップを活用します。成形したしんじょうを耐熱皿に並べ、酒を大さじ1程度振りかけてふんわりとラップをかけます。600Wの電子レンジで1個あたり約1分〜1分20秒を目安に加熱します。酒の蒸気で蒸し焼き状態になり、短時間でふっくらとした仕上がりになります。
2. 澄んだ出汁が際立つ「海老しんじょ お吸い物」
お吸い物の具材にする際は、沸騰した出汁に直接生のタネを落とすのは避けるのが定石です。出汁が濁る原因となるため、一度別鍋の弱く沸騰させた湯で静かに下茹でするか、レンジ等で軽く火を通してから、温めた一番出汁(昆布と鰹)に合わせます。三つ葉や結び三つ葉、柚子の皮、蓴菜(じゅんさい)などを添えることで、上品な一杯が完成します。
3. 外はサクサク、中はふんわりの「海老真丈 揚げ物」
タネを食パンで挟んで揚げる「ハトシ風」、細く切った春巻きの皮をまぶして揚げる「千草揚げ」、あるいは椎茸の笠に詰めて揚げる「椎茸の真丈揚げ」など、揚げ物にすることで香ばしさが倍増します。170度の油でじっくりと3〜4分揚げ、浮き上がってきたら最後に180度に上げて表面をカリッと仕上げるのが油っぽくならないコツです。