なぜ極まらない?三角絞めの図解と正しい角度・足の組み方徹底解説

なぜ極まらない?三角絞めの図解と正しい角度・足の組み方徹底解説

なぜ極まらない?三角絞めの図解と正しい角度・足の組み方徹底解説とは一体何なのか? 背景や要点を簡潔に解説します。

詳細を見る

脱出不可能なタイトさを生み出すためには、感覚頼みではなく幾何学的なステップを踏んでエントリーを固定しなければなりません。とりわけクローズドガードからの三角絞めは、初動からロック完了までの段取りがすべてを決定づけます。

まずは基本となる三角絞め初心者向け手順解説をステップ形式で可視化します。

ステップ1:腕のコントロール(1イン・1アウトの作成)
相手の片腕の手首を両手で掴んで自分の腹部へと押し込み、もう片方の腕は相手の肘を外側へ引き出します。相手の両腕のうち「1本を内側に残し、1本を外へ弾く」構図を作ることがエントリーの絶対条件です。

ステップ2:腰を跳ね上げて深くエントリー
クローズドガードを解除すると同時に、腰をマットから高く突き上げます。相手の首の後ろへ片足を深く掛け、第一のアンカー(仮止め)を打ちます。この際、足首が相手の首の後ろにある状態では浅すぎます。相手の頚椎に自分の「膝裏」が密着する深さまで腰を引き上げることが要点です。

ステップ3:流れた横腕の処理とアングルカット
自分の太ももで相手の頭部を抑え込み、首元の隙間を殺します。相手の内側に入っている腕を、自分の胸の前を横切らせる形で反対側へ流します。

ここからが成否を分ける三角絞め角度のつけ方の核心です。首に足を掛けたまま相手の正面に居座り続けると、相手に胸を張られてスタック(押し潰し)されるリスクが高まります。自らのフリーな手で相手の流した腕側の裾や脛を抱え、もう片方の足で相手の腰骨を蹴って、体を真横(90度)へと旋回させます。相手の耳と横顔が自分の真正面に見える位置まで角度を切ることで、一切の腕力を使わずに相手の首周りの余白が完全に消滅します。

ステップ4:足首と膝裏による精緻なフィギュアフォー
真横に身体をズラした瞬間、三角絞めの正しい足の組み方の仕上げに入ります。相手の首裏を通る足の「膝裏」のくぼみに、もう片方の足の「甲・足首」を直角にロックします。足の指先を上に向けてフレックス(足首の背屈)させることで、ふくらはぎの筋肉が硬く締まり、クサビのように強固な圧迫が相手の頸動脈へ食い込みます。最後に両太ももを内側に引き締め(内転筋の収縮)、両手で相手の後頭部を優しくマット方向へ引き下げるだけで、わずか2〜3秒でタップアウトを奪うことができます。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。