水嶋ヒロの名を全国区へと押し上げた最大の転機といえば、やはり主演作『仮面ライダーカブト』(2006年)だ。「天の道を往き、すべてを司る男」こと天道総司を演じた彼は、卓越した演技力と圧倒的なビジュアルで日曜朝の特撮ヒーロー番組に革命をもたらした。当時のヘアスタイルもまた、洗練された短髪と流麗なスタイリングがトレードマークだった。
今回の短髪姿を見たファンが真っ先に想起したのは、まさにあの「天道総司」の面影だ。平成特撮ヒーローの歴史に刻まれた伝説的キャラクターの影を感じさせつつも、現在の彼はよりナチュラルで深みのある表情を見せる。約20年の時を経て、成熟した男の色香をまとったその変化は、当時の視聴者にとって感無量というほかない。