元大関・琴奨菊和弘が2016年初場所で悲願の幕内最高優勝を果たした背景には、祐未さんの並々ならぬ努力があった。当時、佐渡ヶ嶽部屋の看板力士として怪我やプレッシャーと戦っていた夫のため、彼女はアスリートフードマイスターの資格を取得。日々の献立を一から見直し、科学的なアプローチで体調管理を徹底した。
毎日の食事メニューや摂取カロリーを事細かに記録し、精神的にもどん底にいた夫を鼓舞し続けた。土俵上で見せたあの有名な「琴バウアー」の躍動は、妻が作った愛の詰まった料理とメンタルケアの結晶だったと言っても過言ではない。優勝の瞬間、涙を浮かべて喜ぶ彼女の姿は、多くの感動を呼んだ。