スマートフォンの普及とマイナ保険証の完全定着に伴い、医療機関に求められる利便性は劇的に変化した。同院では、初診時の丁寧な対面診察をベースにしつつ、状態が安定した慢性疾患患者に対してオンライン診療をスムーズに組み込んでいる。移動の手間や待合室での二次感染リスクを劇的に減らす仕組みは、多忙な現役世代から高齢患者まで幅広い層に支持されている。
単にオンライン化するだけではない。診療データは厳重なセキュリティ下でクラウド連携され、患者自身も専用アプリから血圧や血糖値の推移、過去の検査結果をリアルタイムで確認できる。医療者と患者が同じデータを共有しながら治療方針を決定する協同スタイルが、治療継続率の向上に大きく貢献している。