「100人乗っても大丈夫」の真実!イナバ物置の圧倒的耐久性と秘密

「100人乗っても大丈夫」の真実!イナバ物置の圧倒的耐久性と秘密

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話は1980年代にさかのぼる。当時、日本の住宅環境の急速な変化に伴い、屋外用のスチール物置に対する需要が急増していた。しかし市場には粗悪品も出回り、強風や積雪で容易に変形してしまう製品が少なくなかった。そうした中、株式会社稲葉製作所の創業者である稲葉明二は、自社製品の頑丈さを消費者に最もわかりやすい形で伝える方法はないかと頭を悩ませていた。

そこで生まれたのが、実際に大勢の人間が物置の上に乗り、その耐荷重性能を身をもって証明するという画期的な演出だった。当時の広告・CM業界においても、CG合成や特殊効果に頼らず、大人がずらりと屋根に乗る実写映像は前代未聞のインパクトを与えた。稲葉明二が貫いた「嘘をつかないものづくり」の姿勢は、単なるインパクト広告の域を超え、日本の物作りの誠実さを象徴するエピソードとして語り継がれている。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。