グルメの面でも独自の進化が著しい。富士山の湧水で仕込まれる名物「吉田のうどん」は、噛みごたえのある極太麺とキャベツ、甘辛く煮た馬肉が特徴だが、最近では伝統の味を守る老舗に加え、若い世代が提案するモダンなうどん専門店も登場している。
さらに、湧水を生かしたクラフトビール醸造所や、地元の旬のフルーツを使ったパティスリーが路地裏に隠れ家のように佇む。古い長屋をリノベーションしたゲストハウスや小規模ブティックホテルも増えており、日没後に静けさを取り戻した街で、ゆっくりと夜の時間を楽しむ旅人が増えている。