紫龍といえば、ファンの間で「すぐに脱ぐ」「脱衣してからが本番」としばしばネタにされます。しかし、紫龍が戦闘中に聖衣を脱ぐ理由には、極めて論理的かつ精神的な裏設定が存在します。
ドラゴンの聖衣には「ダイヤモンド以上の硬度を誇る最強の盾」が備わっています。しかし紫龍は、防具の頑丈さに無意識に頼ってしまう心の甘えが、自身の小宇宙の完全燃焼を妨げていると気づいたのです。聖衣を脱ぎ捨てて生身を晒す行為は、まさに背水の陣。防御の退路を自ら断ち切ることで、小宇宙をセブンセンシズ(第七感)の極限まで急上昇させるトリガーとなっています。
また、紫龍の小宇宙が極限に達すると、背中に「昇り龍の刺青」が浮かび上がります。この龍の右前足の爪が位置する場所こそが、昇龍覇を放つ際に無防備となる「心臓の隙」を正確に示しています。刺青が浮かび上がるのは命を限界まで燃やしている証拠であり、脱衣描写は紫龍の死生観を視覚的に表現した高度な演出なのです。