夜久衛輔のキャラクター性を語る上で、アニメ版で声を担当する声優・立花慎之介さんの名演を外すことはできません。普段の面倒見が良く落ち着いた「音駒のおかん」としての一面と、コート上で後輩を鼓舞する際の鋭く力強い声音、そして激昂時のコミカルなトーンを見事に演じ分け、キャラクターの立体感を極限まで高めました。
夜久は普段は温厚で頼れる先輩ですが、唯一の逆鱗が「低身長に触れられること」です。公式プロフィールでも身長165.2cmと公表されており、リエーフをはじめとする後輩が「小柄」「小さい」といったニュアンスを口にした瞬間、凄まじい跳び蹴りや怒りの鉄槌を下すのが定番のギャグシーンとなっています。しかし、この強烈なコンプレックスこそが、彼を「誰よりも正確で、絶対にボールを落とさない鉄壁のリベロ」へと鍛え上げた原動力でもありました。
烏野高校との熱戦を終えた後、涙を流しながらも相手校の主将・澤村大地らに向けて言い放った「烏野には勝てなかった。でもお前らが負けたら許さねえからな!」という言葉は、勝負の世界におけるリスペクトと男気を見事に象徴する名言として、今なおファンの胸を打ち続けています。