不在時の水切れを心配するあまり、普段とは違う極端な手入れをして逆効果を招くケースが非常に目立ちます。特に次の3つの行動は、植物の呼吸を奪い枯死させる致命的な引き金になります。
第1の失敗は、「受け皿に並々と水を張ったまま放置する」ことです。一見すると長持ちしそうに見えますが、土が常に過湿状態になることで根が窒息し、短期間で激しい根腐れを起こします。特に夏場は水温が急上昇し、根が熱湯で煮られたような状態に陥るため極めて危険です。
第2の失敗は、「出発直前の過度な施肥(肥料やり)」です。弱りやすい留守中に栄養を与えようと液体肥料などを与えると、土中の濃度障害によって根から水分が逆に奪われる「肥料焼け」を引き起こします。留守前は水のみを与えるのが大原則です。
第3の失敗は、「カーテンを完全に閉め切った真っ暗な部屋に閉じ込める」ことです。光合成が完全にストップした状態で給水が行われると、植物の代謝が狂い、徒長やカビの発生を招きます。直射日光を避けたレースカーテン越しの明るい日陰に配置するのが理想的な環境です。