ISSAさんの歩みから私たちが学ぶべき最大の教訓は、「年齢を理由に限界を決めないこと」と同時に「自分の弱さや経年変化を受け入れてチューニングする柔軟性」です。
エンターテインメント業界のみならず、現代のビジネス社会においても、40代・50代のミドルシニアがキャリアの踊り場に直面するケースは少なくありません。若い世代の台頭に焦り、過去の栄光に固執してアップデートを怠る人は、組織や現場で孤立しがちです。
ISSAさんのスタンスは、その対極にあります。ショッピングモール巡りを余儀なくされた「不遇の時代」にも腐ることなく、目の前の一握りの観客に向けて愚直に歌い続けた謙虚さ。そして、自分より若い新メンバーたちの卓越したスキル(KENZOさんの世界タイトルなど)を素直に称賛し、彼らの強みを前面に押し出すプロデューサー的視野を持ち合わせています。自分の看板に胡坐をかかず、現場で誰よりも汗を流すリーダーの背中があるからこそ、グループは30年近くにわたり求心力を失わないのです。