脳卒中と脳梗塞の違いとは?危険度の真相と命を救う前兆サイン【最新】

脳卒中と脳梗塞の違いとは?危険度の真相と命を救う前兆サイン【最新】

脳卒中と脳梗塞の違いとは?危険度の真相と命を救う前兆サイン【最新】についての最新情報をご紹介します。

脳卒中を正しく理解するためには、血管に何が起きているかによって分類される「3つの代表的な病型」を把握することが最短の近道です。厚生労働省の「人口動態統計」や日本脳卒中学会の臨床データによると、日本人の脳卒中発症者のうち約60〜70%を脳梗塞が占め、次いで脳出血が約20〜25%、くも膜下出血が約10%という構成比率になっています。

疾患分類病態メカニズム発症時の典型的な症状救急現場での初期対応脳梗塞
(脳卒中の約6〜7割)動脈硬化や不整脈由来の血栓により、脳の血管が「詰まる」。血流が途絶え組織が壊死する。半身の脱力、手足のしびれ、呂律(ろれつ)が回らない、言葉が出ない、視界の半分が欠ける。発症後4.5時間以内のt-PA血栓溶解療法、カテーテルによる機械的血栓回収術。脳出血
(脳卒中の約2割)高血圧などが原因で、脳の深部を通る細い血管が「破れる」。脳組織内に血種を形成。頭痛、めまい、半身麻痺、嘔吐、意識障害。日中の活動時や血圧上昇時に起きやすい。厳格な降圧治療、止血管理、血腫が大きい場合は緊急開頭手術や内視鏡下血腫除去。くも膜下出血
(脳卒中の約1割)脳の表面を走る太い動脈にできた「脳動脈瘤」が破裂。くも膜下腔に血液が広がる。「バットで殴られたような」突然の激烈な頭痛、嘔吐、急速な意識喪失、首の後ろの硬直。再破裂を防ぐための緊急開頭クリッピング術、または血管内コイル塞栓術。

血管が「詰まる」のが脳梗塞、「破れる」のが脳出血やくも膜下出血です。この根本的な病態の違いは、搬送後の治療法が180度異なる(血栓を溶かす抗血栓薬を使うか、止血を行うか)理由でもあります。そのため、外見の症状だけで勝手に判断せず、直ちに頭部CTやMRI検査が受けられる専門医療機関へ搬送することが最優先されます。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。