何を読めばいいか迷ったときに頼りになるのが、時代を超えて愛される名作だ。例えば、新美南吉が遺した『ごんぎつね』は、4年生の国語教科書でも親しまれている馴染み深い作品である。すでに背景を知っている作品なら、読書にかかるハードルが下がり、感想文で「自分の考え」を深める作業に注力できる利点がある。
海外作品に目を向けると、世界的なベストセラーとなった『ワンダー Wonder』が挙げられる。見た目の違いや学校生活での葛藤を乗り越える主人公の姿は、多感な時期の児童に強烈なインパクトを与える。さらに、角川つばさ文庫などの文庫レーベルからは、注釈やイラストが充実した読みやすいフォーマットが多数刊行されており、活字への苦手意識を持つ子どもにとっても心強い味方となっている。