名古屋の傑作モダニズム「中産連ビル」が放つ唯一無二の建築美

名古屋の傑作モダニズム「中産連ビル」が放つ唯一無二の建築美

名古屋の傑作モダニズム「中産連ビル」が放つ唯一無二の建築美を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。

フランク・ロイド・ライトの愛弟子として来日し、日本の近代建築史に巨大な足跡を刻んだアントニン・レーモンド。彼が率いる株式会社レーモンド設計事務所が手掛けた数多くのマスターピースの中でも、名古屋に遺されたこの建築は特別な輝きを放っている。

特筆すべきは、インテリアデザイナーであった妻ノエミ・レーモンドとの見事な協業だ。コンクリートや鉄、ガラスといった工業的素材を大胆に扱いながら、内部空間にはどこか温もりが漂う。ノエミの手がけた繊細な色彩感覚や家具デザインが、夫アントニンの力強い構造体にしなやかに寄り添う。夫妻の情熱と感性が呼応し合って生まれた調和は、見る者の心を掴んで離さない。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。