長年氷室京介を追い続けている熱烈なファンコミュニティにおいて、この「息子ジャニーズ説」はどのように受け止められてきたのでしょうか。ファンの集うコミュニティやSNSのログを検証すると、一般のライト層とコアファンの間には大きな認識のギャップが存在します。
BOØWY時代からのファン歴を誇る50代・60代の古参読者層からは、一様に「あり得ない話だ」と一蹴する声が大多数を占めます。「ヒムロックが自分の息子を日本のアイドル事務所に入れるわけがない」「そもそも家族全員でアメリカに移住した理由を知っていれば、そんな噂を信じるはずがない」という冷静な指摘が現場の常識です。ファンにとって、氷室京介の美学とは「安易な迎合を嫌い、自らの足で立つストイシズム」そのものであり、旧ジャニーズのカルチャーとは相容れないことを肌感覚で理解しているからです。
一方で、知恵袋やまとめサイトを眺める10代・20代の若い世代は、「氷室京介の本名が寺西だと知って驚いた」「寺西拓人くんのお父さんなのかと勘違いしていた」というリアクションが多く見られます。親世代の偉大なロックスターについて断片的な知識しか持たない層が、ネット上の断片的な単語の結びつきによって錯覚を起こしてしまう実態が浮き彫りになっています。