脳貧血とは?めまいや立ちくらみの原因と即効対処法を徹底解説について押さえておきたい 注意点を分かりやすく解説いたします。
日常会話では混同されがちな「脳貧血」と「一般的な血液の貧血」ですが、医学的な見地からは全く異なる病態です。両者の違いを正しく見極めることが、適切なケアへの第一歩となります。
一般的な貧血(代表的なものは鉄欠乏性貧血)は、血液中の赤血球やヘモグロビンの濃度が慢性的に低下した状態です。酸素を全身に運ぶトラックの台数そのものが不足しているため、日常的な倦怠感、動悸、息切れ、爪の変形、顔色の悪さなどが持続的に現れます。
一方、脳貧血は血液の成分そのものには異常がなく、脳へ送られる血液の量(血流量)が一過性に急減することで生じます。医学的には「一過性脳虚血」や「起立性循環不全」に分類され、急激な血圧低下によって脳が酸素・糖分不足に陥り、意識を保ちにくくなるのが特徴です。
項目脳貧血(脳虚血状態)血液の貧血(鉄欠乏性など)編集部の見解・重要指標根本的な原因血圧低下による脳血流量の一時的不足赤血球・ヘモグロビン量の慢性的な不足「血流量のトラブル」か「血質のトラブル」かの違い発症のスピード数秒〜数分で急激に発症(発作的)数週間〜数ヶ月かけて緩徐に進行急な立ちくらみや失神は脳貧血を強く疑う代表的な症状立ちくらみ、暗転、冷や汗、生あくび、失神慢性疲労、息切れ、動悸、顔面蒼白、頭重感意識が遠のく感覚は脳貧血特有の警告サイン血液検査の数値正常値であることが多い(異常なし)Hb値低下(男性13g/dL未満、女性12g/dL未満)「採血で異常なし=健康」とは限らない点に注意有効な対処策頭を低くする、下肢挙上、自律神経調整鉄分補給、食事療法、鉄剤投与脳貧血に鉄分サプリを飲んでも即効性は得られない