犬に噛まれたら何科を受診?応急処置と潜む感染症リスクの真実

犬に噛まれたら何科を受診?応急処置と潜む感染症リスクの真実

犬に噛まれたら何科を受診?応急処置と潜む感染症リスクの真実の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。

受傷から数時間しか経っていないにもかかわらず、噛まれた傷が腫れる理由の多くは、細菌の爆発的な増殖に伴う急性炎症反応にあります。その代表格が、犬の約75%、猫のほぼ100%が口腔内に保有しているパスツレラ菌です。

パスツレラ症の症状は進行が非常に早く、受傷後30分から数時間のうちに傷口周辺が赤く腫れ上がり、ズキズキとした激痛が走ります。炎症が進むと皮下に膿が溜まる蜂窩織炎(ほうかしきえん)や骨膜炎を起こし、患部が熱を持って動かせなくなることも珍しくありません。

腫れや熱感、ズキズキと脈打つような痛みは、体内へ侵入した菌に対して免疫が戦っているサインであると同時に、細菌感染が皮膚組織の奥へ拡大している危険信号です。「明日まで寝て様子を見よう」という油断が、翌朝の急激な悪化を招く典型パターンとなっています。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。