Q1:ヘ音記号の「ド」とト音記号の「ド」で、全く同じ鍵盤を弾くことはありますか?
A1:はい、明確に存在します。ト音記号の五線の下に補助線を1本引いた「下加線1本のド」と、ヘ音記号の五線の上に補助線を1本引いた「上加線1本のド」は、どちらもピアノ中央の「C4(1点ハ)」という全く同一の白鍵を指しています。右手で弾くか左手で弾くかの指定によって記号が分かれているだけであり、音の高さ自体は完全に一致しています。
Q2:ヘ音記号の五線よりさらに下にある「ものすごく低いド」はどのように見分ければいいですか?
A2:ヘ音記号の五線の下に補助線を2本引いた、「下加線2本の線上」にある音符がさらに1オクターブ低い「ド(C2)」です。これを1音ずつ数えると時間がかかるため、「第2間が低いド(C3)」、そこからオクターブ下がった「下加線2本が最低音域のド(C2)」と、セットでランドマークとして視覚記憶してしまうのが最も確実な判別法です。
Q3:大人になってからのピアノ独学でも、本当に左手の譜読みはスラスラ読めるようになりますか?
A3:確実に読めるようになります。大人になってからの学習がつまずきやすいのは記憶力の低下ではなく、「ト音記号のルールで無理に解読しようとする認知の不一致」が原因です。本稿で紹介したランドマーク法を用い、文字での書き込みを排して空間配置で認識するトレーニングを積めば、年齢に関係なく数週間から1ヶ月程度で劇的な変化を実感できます。