二人の出会いは1970年代の終わりにさかのぼります。当時、中山麻里さんは映画『若大将』シリーズや伝説のバレーボールドラマ『サインはV』などで圧倒的な知名度を誇るトップ女優でした。一方の三田村邦彦さんは劇団青俳を経て、1979年の映画『限りなく透明に近いブルー』で鮮烈なデビューを果たしたばかりの新進気鋭の若手俳優でした。
同年放送が始まった時代劇『必殺仕事人』での共演などを通じて距離を縮めた二人は、1980年に結婚を発表。当時は中山さんの知名度が圧倒的だったことから「格差婚」と囁かれることもありましたが、三田村さんが『必殺仕事人』の飾り職人の秀役で社会現象を巻き起こす大ブレイクを果たすと、夫婦揃ってCMやトーク番組に出演する理想のスターカップルとして認知されていきました。
順風満帆に見えた結婚生活でしたが、三田村さんの多忙を極める仕事スケジュールと、中山さんの家庭中心の生活スタイルの間で、徐々にすれ違いが生じ始めます。1999年に週刊誌が報じた別居報道を皮切りに、長年蓄積された不満が一気に噴出し、ワイドショーを巻き込む激しい対立へと発展していきました。