インターネット上の掲示板やSNSで埼玉工業大学が「やばい」と書き込まれる背景には、大きく分けて2つの対極的な文脈が存在します。ひとつは受験難易度を揶揄するネガティブな文脈、もうひとつは研究開発のスケールに対するポジティブな驚きの文脈です。
ネガティブな噂の根源にあるのは、大手予備校が算出する偏差値指標です。全学部を通じて偏差値が35.0〜40.0前後で推移しており、入試日程や方式によっては「ボーダーフリー(実質全入)」に近い判定が出るケースがあることから、一部のネットユーザーが短絡的に「Fラン大学」とレッテルを貼る構図が定着しました。
しかし、ネット上の口コミや知恵袋の投稿を精査すると、現場を知らない層による学歴煽りと、実際に通う在学生・卒業生の評価には大きな乖離が見られます。
「偏差値だけを見て入学したが、実験設備の充実度とプログラミング教育の手厚さは想像以上だった」「真面目に課題をこなせば教授陣が手厚く研究や就職をバックアップしてくれる」といった実利的な評価が多く寄せられており、単純なイメージ先行の悪評に惑わされるのは危険です。