レイザーラモンHGの基本プロフィールとキャリアの変遷を振り返ると、彼がいかに知的で計算されたセルフプロデュースを行ってきたかが見えてきます。
本名は住谷正樹(すみたに まさき)。1975年12月18日生まれ、兵庫県加古川市出身で、2026年現在は50歳を迎えています。関西の難関私立大学である同志社大学商学部を卒業しており、知性派芸人の一面も持っています。大学のプロレス同好会で出会った後輩の出渕誠(現・レイザーラモンRG)と意気投合し、1997年にお笑いコンビ「レイザーラモン」を結成しました。
2005年に「バク天!?」(TBS系)などをきっかけにHGキャラが大爆発し、「フォーー!」の掛け声と腰振りポーズでその年の「新語・流行語大賞」トップテンに入賞。最高月収が数千万円に達するなど、社会現象と呼べるメガヒットを記録しました。
しかし、栄光の絶頂から数年後、彼を未曾有の悲劇が襲います。2009年、プロレスイベント「ハッスル」の試合中に左足踵骨(しょうこつ)を粉砕骨折するという選手生命・芸能生命に関わる重傷を負ってしまったのです。当時の主治医から「元のようには歩けないかもしれない」と告げられた絶望の淵で、住谷氏は約8か月におよぶ入院生活と壮絶なリハビリを余儀なくされました。
芸能界から完全に姿を消す危機に瀕したこの転落期こそが、彼が自身の内面を見つめ直し、新たな才能を開花させる大きなターニングポイントとなったのです。