「カムイは初中級者向けなのか、それとも上級者専用なのか」というカムイスキーリンクスコース難易度に関する議論は、ネット上でも意見が割れるポイントです。結論から言えば、初心者用ファミリーゲレンデと、命懸けの急斜面・非圧雪エリアが明確に二層分化されています。
ゲレンデ下部から中腹にかけては、幅150メートルにおよぶメインバーン「ゴールドコース」をはじめとする超ワイドな圧雪バーンが広がります。緩斜面から中斜面へとシームレスにつながり、カービングターンを極めたい基礎スキーヤーやスノーボーダーから「道内随一のピステ(圧雪)整備」と高く評価されています。
一方、パウダーフリークを唸らせているのが、山頂エリアに広がる未圧雪・自己責任エリアの存在です。特に以下の名物コースは、降雪翌日の朝イチに激しいノートラック争奪戦が繰り広げられます。
- ディープパウダーコース:最大斜度30度超のすり鉢状地形。吹きだまりやすく、腰上まで埋まるほどのカムイスキーリンクスパウダースノーをダイレクトに体感可能。
- ダイナミックコース:起伏に富んだ上級者限定の非圧雪急斜面。自然コブと深雪の混在により、高度なリカバリー技術が試される。
- 未圧雪林間ゾーン(ツリーラン):2020年代以降に順次解放・整備が進んだカムイスキーリンクスツリーランコース群。落葉松やダケカンバの間を縫うように滑り降りるラインは、地形の起伏が豊かで、リゾート内でありながらバックカントリーに近い浮遊感を安全に楽しむことができます。
ツリーランや非圧雪へ踏み込む際は、太めのファットスキーやパウダーボードの携行が推奨されます。技術レベルに合わない無理な進入は立ち往生のリスクがあるため、初級者はセンターハウス前の幅広なファミリーゲレンデからステップアップするのが鉄則です。