ここで改めて、シリーズが積み重ねてきた物語の軌跡を振り返ります。
第1期『最後から二番目の恋』(2012年)では、仕事に疲れ老後の不安を抱えた45歳のテレビプロデューサー・千明が、鎌倉の古民家を購入して移住。そこで出会った鎌倉市役所観光推進課の和平や、隣に暮らす長倉家の個性豊かな面々との交流を通じて、自分の人生を肯定していく姿が描かれました。
2014年の『続・最後から二番目の恋』では、千明と和平がそれぞれ昇進や人生の新たな壁にぶつかりながらも、大人の距離感を保ちつつ支え合う姿がコミカルかつ情緒豊かに描写されました。「恋愛を諦めるにはまだ早く、かといって若者のような恋はできない」という大人のリアルな心情に寄り添った名台詞の数々は、今も多くの視聴者の記憶に刻まれています。
単なるラブストーリーにとどまらず、家族の絆、仕事への誇り、加齢との向き合い方を優しく肯定してくれる世界観こそが、長年にわたって支持され続ける所以です。