観光地化が進む有名神社や正月の初詣期間において、現場の神職や他の参拝者が最も心を痛めているのは「無自覚なマナー違反」です。大手ポータルサイトのコミュニティや知恵袋、SNS上でも「周りの参拝客の振る舞いにドン引きした」「どこまで厳密に守るべきなのか分からない」といった声が数多く寄せられています。
実際に全国の主要神社を訪れる参拝者への意識調査や、神社関係者の証言からは、悪気はないものの神事の場を損ねてしまう典型的なケースが浮き彫りになっています。
「手水舎で子どもが水遊びをしていたり、大人がガラガラとうがいをして唾を吐き出したりする光景を見て背筋が凍った」(30代女性・SNS投稿より)
「映える写真を撮りたいあまり、拝殿の真ん中を長時間占拠して三脚を立てている観光客が多すぎる。神職さんに注意されてもヘラヘラしていた」(40代男性・知恵袋回答より)
特に目立つやってはいけない参拝NG行動としては、以下の3点が挙げられます。
1. お賽銭を遠くから放り投げる行為:
賽銭箱に向かってコインを山なりに投げ込む人がいますが、これは「神様にお金を投げつける」行為に他なりません。お賽銭は手元から賽銭箱の縁へ滑り込ませるように静かに入れるのが本来の作法です。
2. 拝殿正面・神前での無許可の記念撮影:
神社の境内は撮影可能な場所が多いものの、神棚や御神体が鎮座する「本殿・拝殿の正面奥」に向けて直接レンズを向ける行為は、神聖視される御霊に対して失礼にあたります。多くの神社で「拝殿正面からの撮影禁止」が掲出されているのはこのためです。
3. 参道の真ん中で立ち止まっての通話や撮影:
参道の中央(正中)は神様の通り道であるだけでなく、後続の参拝者がスムーズに進むための動線でもあります。混雑時に中央で急停止してスマートフォンを操作する行為は、マナーとしても危険回避の面でも厳禁です。