ネット上の口コミ掲示板などで時折見られる「3階席は遠すぎてステージが見えない」「バルコニー席は首が痛くなる」といったネガティブな噂について、現場の構造から検証してみましょう。
まず「3階席の距離感」ですが、フェスティバルホールは前述の通り縦長の長方形ではなく、舞台を包み込む扇形構造を採用しています。そのため、一般的な多目的ホールの3階席と比較すると実質的な直線距離が約10〜15%短縮されています。もちろん表情を見るには8〜10倍程度のオペラグラスが推奨されますが、「演者が豆粒にしか見えない」という極端な状態にはなりません。
一方で、注意が必要な盲点も存在します。バルコニー席の前方列では、安全確保のための手すりが設置されており、小柄な方や座高によっては「手すりがちょうど視界のラインに重なる」ケースがあります。また、ステージを斜めに見下ろし続ける姿勢になるため、長時間の公演では首や腰に負担がかかりやすい点もあらかじめ理解しておく必要があります。