大森駅の利便性を検証するにあたり、現場目線での交通動線を押さえておく必要があります。駅の構造と乗り換えの実態には、知っておくべき幾つかのポイントが存在します。
京浜東北線の「単一路線リスク」をカバーする大森海岸駅の存在
大森駅に乗り入れる鉄道はJR京浜東北線のみです。そのため、「京浜東北線が運転見合わせになったら陸の孤島になるのでは」と懸念する声も少なくありません。しかし、東口から東へ徒歩約8〜10分歩くと京浜急行本線の「大森海岸駅」へ容易にアクセスできます。
この大森海岸駅の存在こそが強力なリスクヘッジとなります。品川方面への代替ルートとして機能するだけでなく、羽田空港第1・第2・第3ターミナル方面へ直通できるため、出張や旅行が多いビジネスパーソンにとって大きなアドバンテージとなっています。
東西を結ぶ「大森駅 出口 構内図」の段差とバスターミナルの威力
大森駅の構内図を確認すると、改札口は「中央改札」と「北口改札」の2箇所に分かれています。ここで注意すべきは東西の地形の高低差です。
- 東口(品川区南大井・大森北側):平坦な低地。広大な「大森駅 バスターミナル」が広がり、羽田空港行きリムジンバス、平和島競艇場方面、お台場方面、大井競馬場方面など各方面への路線バスが発着。
- 西口(大田区山王側):駅を出た瞬間から武蔵野台地の東端にあたる高台(山王の丘)へと続く傾斜地。階段や急な坂道が多いため、物件選びの際は駅からの徒歩分数だけでなく「高低差」を実地で確認することが不可欠です。