ネット上に公開された一枚のスナップ写真から撮影現場を突き止める作業は、かつてのような専門家だけの特殊技能ではなくなりました。写真から撮影場所を特定される主な理由は、画像データそのものに記録されたデジタル情報と、被写体や背景に写り込んだ視覚情報の2系統から情報が吸い上げられるためです。
多くのユーザーは「画角を狭くしているから大丈夫」「有名なランドマークは避けた」と考えがちです。しかし、捜索者は写真全体を拡大し、背景に小さく写る看板の文字、道路標識、ガードレールの形状、さらには街路樹の樹種に至るまで、あらゆる断片を手がかりとして収集します。これらの断片的なピースをデジタル地図やストリートビューと照合することで、ピンポイントの住所特定へと繋がっていきます。