Q1:どのような性格の人がパーキンソン病になりやすいという傾向はあるのでしょうか?
A1:過去の心理学的・疫学的調査において、パーキンソン病を発症する人は「几帳面」「真面目」「融通が利かない」「責任感が強すぎる」といった性格特性(いわゆるパーキンソニアン・パーソナリティ)を持つ割合が高いと報告されてきました。これは性格そのものが原因というよりも、快楽物質であるドーパミンの分泌が生まれつき控えめな体質であることが、慎重で実直な行動パターンや新奇探索行動の少なさとして表れていたのではないかという見方が有力です。
Q2:五十肩とパーキンソンの初期症状はどうやって見分けたらいいですか?
A2:最大の判別点は「痛みの性質」と「可動域の制限」です。五十肩は腕を上げたり後ろに回したりする際に激痛が走り、他人が動かそうとしても関節が固まって動きません。一方、パーキンソン病の初期に見られる肩の違和感は、関節自体の障害ではなく筋肉の緊張(固縮)によるため、自力では動かしにくくても他人が力を抜かせた状態で動かすと比較的滑らかに動く特徴があります。また、歩行時にその側の腕の振りが極端に小さくなる場合はパーキンソン病を強く疑います。
Q3:タバコを吸う人はパーキンソン病になりにくいと聞きましたが本当ですか?
A3:統計学的なデータとしては事実であり、喫煙者は非喫煙者に比べてパーキンソン病の発症リスクが約40〜50%低いことが長年の疫学研究で一貫して示されています。ニコチンが脳内のニコチン性アセチルコリン受容体を刺激し、ドーパミンの放出を促すためと考えられています。ただし、喫煙は肺がん、脳卒中、心筋梗塞など致命的な疾患のリスクを何倍にも跳ね上げるため、パーキンソン病予防のために喫煙を始めることは医学的に言語道断であり、推奨されることは絶対にありません。