繊維機械の波を補う「第2の柱」として急成長を遂げているのが、NC円テーブルをはじめとする工作機械用アタッチメント事業だ。自動車産業のEVシフトや半導体製造装置の高度化に伴い、微細加工・複合加工を支える高精度割り出し装置の引き合いが世界規模で強まっている。
津田駒のコアコンピタンスは、極限の剛性とミリ単位の精度を長期間維持する独自の割出技術にある。競合他社が追随しにくいハイエンド領域でシェアを固め、営業利益率は繊維機械を凌駕する水準へと育ってきた。
工作機械業界全体の設備投資サイクルが復調する中、この高収益セグメントの比率が高まることは、全社的な利益体質を根本から作り変えることを意味する。かつての「一本足打法」から脱却し、景気後退期にも耐えうるポートフォリオへの移行は着実に進んでいる。