足の皮が剥ける要因は感染症にとどまらない。近年、注目を集めているのが掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)と呼ばれる難治性の皮膚疾患だ。手のひらや足の裏に無菌性の小さな膿疱が多発し、それが乾燥して茶褐色のカサブタとなり、最終的にボロボロと角質が剥がれ落ちていく。激しい痛みを伴うことも多く、喫煙習慣や金属アレルギー、病巣感染などが複雑に絡み合って発症する。
靴の素材や染料、化学物質が引き金となる接触皮膚炎や、摩擦と体質が重なって皮膚が異常に硬く厚くなる角化症も無視できない。これらは白癬菌が存在しないため、一般的な水虫薬を塗っても改善しないどころか、薬剤成分によるかぶれを引き起こして事態を悪化させるリスクさえ孕んでいる。