菊池風磨といえば、即興のトークで見せるキレのあるツッコミや、視聴者の感情を揺さぶるキャッチーな言葉選びに定評がある。ドラマやバラエティ、舞台など幅広い領域で引っ張りだことなる彼の言語感覚は、父・常利氏が長年培ってきた作詞家としての感性と見事なまでにシンクロしている。
常利氏の楽曲歌詞を読み解くと、韻を踏むリズム感の良さや、日常のふとした瞬間をドラマチックに切り取る独特の視点が際立つ。風磨がテレビ番組で見せる「間」の取り方や、ユーモアを交えながらも芯のある発言をするスタイルは、幼少期から父親の奏でる音楽や言葉に触れ続けてきたことの自然な結晶なのかもしれない。