ケツワレの歴史は19世紀後半のアメリカにまで遡ります。1874年、ボストンの自転車乗り(バイクメッセンジャー)向けに開発された保護用サポーターがその起源とされています。当時の未舗装道路を自転車で走行する際、路面からの強い衝撃やペダリングの摩擦から男性器を保護するために考案されました。
その後、20世紀初頭にかけて野球やアメリカンフットボールといったコンタクトスポーツへ急速に普及します。特に野球界では、打球の直撃から急所を守る「ファウルカップ(プロテクター)」を挿入・固定するための専用アンダーウェアとして定着しました。布地を最小限に抑えつつ、硬質カップを寸分の狂いもなく密着させる構造がケツワレだったのです。