「煮るなり焼くなり好きにしろ」の本当の意味と語源|正しい敬語言い換え

「煮るなり焼くなり好きにしろ」の本当の意味と語源|正しい敬語言い換え

「煮るなり焼くなり好きにしろ」の本当の意味と語源|正しい敬語言い換えの要点を詳しく解説してご紹介します。

この慣用句の語源は、食材としての魚や肉の調理法に由来しています。

捕らえられた魚や鳥獣は、煮て料理されるか、焼いて料理されるか、その命運のすべてを料理人に握られています。食材自らが「煮てほしい」「焼いてほしい」と選ぶことはできません。この「料理人の思い通りに加工・調理される食材の姿」を人間に見立て、自分の処遇を相手に完全に握られた状態を指すようになりました。

江戸時代の町人文化や歌舞伎の台詞などを通じて広く大衆に浸透し、現代に至るまで定着しています。

なお、「煮るなり焼くなり」の続きとして使われる定番の言い回しには以下のようなパターンがあります。

最も一般的なのは「煮るなり焼くなり好きにしろ(勝手にしろ)」ですが、古典的な表現では「煮るなり焼くなり食うなり勝手にしろ」と調理の最終工程である「食べる」まで含める言い回しも存在します。いずれにせよ、相手に完全な裁量権を差し出している点では共通しています。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。