仲里依紗が主演を務めた2010年の実写映画版では、和子の娘である芳山あかりが主人公となり、母の代わりに1970年代へタイムリープする展開が描かれた。
この作品において特筆すべきは、大人になった芳山和子(安田成美)の「その後」の描写だ。薬学者となった和子は、事故によって昏睡状態に陥る前、過去の記憶を断片的に取り戻しつつあった。娘のあかりが過去で直面する切ない運命は、かつて和子が体験したタイムリープの悲劇と重なり合う。タイムパラドックスの容赦なさと、時空を超えて受け継がれる感情の遺伝。2010年版は、シリーズの中でも最もビターな「その後」を描き出した意欲作として知られる。