怪演から数年が経過した2026年現在、橋本環奈さんのキャリアを見渡せば、「アヘ顔」と揶揄されたあの挑戦がどれほど決定的な飛躍をもたらしたかが一目瞭然です。
映画『銀魂』以降も、『今日から俺は!!』のヤンキーかつぶりっ子なスケバン役、『かぐや様は告らせたい』でのハイテンションな頭脳戦コメディなど、数々のヒット作でコメディエンヌとしての才能を遺憾なく発揮しました。しかし、彼女の真価はそれだけに留まりませんでした。
NHK連続テレビ小説『おむすび』での主演、さらには舞台『千と千尋の神隠し』でのロンドン公演を含む過酷なロングラン公演を完走。変顔で培った「身体と表情筋を極限まで使って感情を表現する肉体派の演技力」は、言葉の壁を越えて現地の英国演劇ファンや批評家からもスタンディングオベーションで迎えられました。「顔芸ができる女優」から「喜怒哀楽のすべてを劇的に表現できる本格派舞台女優」へと、見事な進化を遂げたのです。