タグへの興味が自然な発達過程である一方、日常着のタグをそのまま舐めさせ続ける行為には明確なリスクが潜んでいます。市販の衣服タグは「口に入れること」を想定して設計されていないためです。
最も警戒すべきは、繊維のほつれや脱落による誤飲・窒息の危険性です。赤ちゃんの鋭い乳歯や強い唾液の力によって、タグの端がほつれ、繊維の束やちぎれた切れ端を誤って気管に吸い込んでしまう事故が報告されています。また、タグに印字されたインクの成分や、衣類加工時の残留化学物質を継続的に経口摂取するリスクも否定できません。
安全な環境を整えるためには、以下の対策が推奨されます。
- 日常着のタグ処理:首回りや肌着のタグは根元から綺麗にカットするか、タグが直接肌や口に触れない外縫い仕様・プリントタグ仕様のベビー服を選択する。
- 専用トイの導入:日本玩具協会のSTマークや欧州のCEマークなど、安全基準をクリアした「タグ付き知育玩具」を代わりとして与える。
- ループの形状確認:指が挟まって血流を阻害したり首に絡んだりしないよう、ループの輪が極端に大きくない製品を選ぶ。