五輪選手村はどこ?晴海フラッグの現在と歴代跡地の激変を徹底追跡

五輪選手村はどこ?晴海フラッグの現在と歴代跡地の激変を徹底追跡

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東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の選手村が建設された場所は、東京都中央区晴海5丁目です。東京湾に突き出た約13ヘクタール(都有地)におよぶ広大な埋立地であり、レインボーブリッジを正面に望む都心屈指のウォーターフロントに位置しています。

大会期間中、この地には最高18階建ての宿泊棟21棟(計3,850戸)が立ち並び、大会関係者や世界各国の代表選手ら最大約1万8,000人を収容しました。24時間営業のメインダイニングやフィットネスセンター、日本産木材を活用して建築された交流施設「ビレッジプラザ」など、まさにひとつの巨大な自治都市が晴海の埠頭に出現していたのです。

当時、世界的な話題を呼んだのが、リサイクル可能な素材で作られた「段ボールベッド」でした。大会終了後、これらのベッドフレームや高品質な高反発マットレスは廃棄されることなく、国内の医療機関や高齢者施設、地方自治体の防災備蓄用資材として速やかに再配布・リユースされました。また、ビレッジプラザに使用された約4万本の木材も、全国63の提供元自治体へと返還され、公共施設のベンチや駅舎の内装材として再利用されるなど、サステナビリティの理念が現場レベルで徹底検証・実行された実績を残しています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。