CRFに対して「疲れているからずっと横になっている」という完全な安静を続けると、かえって筋力が低下し、疲労感を悪化させる悪循環に陥ることが近年の研究で明らかになっています。そこで推奨されているのが、適切な乳がんのリハビリと運動療法です。
まずは腕や肩の可動域を広げる術後リハビリから始め、体調が安定してきたら1日15〜20分程度の軽いウォーキングやストレッチを取り入れるのが効果的です。有酸素運動は血流を促して自律神経を整え、倦怠感を軽減させる効果が実証されています。日々の生活では「エネルギーの予算化(ペーシング)」を意識し、調子が良い日でも予定を詰め込みすぎず、こまめに小休止を挟むことが乳がん術後の疲れやすい状態への確実な対処法となります。