ブラッドアクセスとは?シャントとの違いや種類・日常管理を徹底解説

ブラッドアクセスとは?シャントとの違いや種類・日常管理を徹底解説

ブラッドアクセスとは?シャントとの違いや種類・日常管理を徹底解説に関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

ブラッドアクセスは、患者の血管の太さ、弾力性、心臓機能、持病(糖尿病や膠原病など)の有無によって最適な手法が選択されます。日本透析医学会が策定した『バスキュラーアクセスガイドライン』においても、患者ごとの血管評価に基づいた個別設計が強く推奨されています。主要な4つの方式について、構造と特徴を比較整理しました。

項目詳細・構造と特徴一般的な開通率・基準編集部の見解・評価自己血管内シャント(AVF)手首付近で患者自身の動脈と静脈を直接吻合。日本国内の透析患者の約85〜90%が選択する第一選択。1年一次開通率:約75〜85%
感染リスクが極めて低い長期開通性と感染予防の観点で最も優れており、血管条件が許す限り最優先されるべき王道手法。人工血管内シャント(AVG)自己の静脈が細い、または荒廃している場合に、PTFEなどの人工血管を皮下に移植して動静脈をつなぐ手法。1年一次開通率:約50〜60%
血栓形成・感染リスクはやや高め自己血管が使えない場合の救済策。狭窄が起きやすいため、定期的なエコー検査とPTA管理が必須。動脈表在化深部にある上腕動脈などを皮膚のすぐ下へ移動させ、直接穿刺できるようにする。心不全リスクが高い患者に適応。心臓への血流負荷が少ない
止血に時間を要する傾向吻合を作らないため心臓への負担を回避できるが、動脈直接穿刺に伴う強い痛みと確実な止血手技が課題。透析用長期留置カテーテル首(内頸静脈)から右心房手前までカフ付きカテーテルを留置。緊急導入時や全アクセスの造設困難例に適用。手術後すぐに透析可能
菌血症など感染リスクが最も高い穿刺の痛みがなく即座に使えるが、出口部の衛生管理を誤ると全身感染症に直結する厳重管理対象。
林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。