2024年2月29日、惜しまれつつ営業を終了した新所沢パルコ。敷地面積約1万2,000平方メートル、駅西口の一等地に鎮座していた巨大モニュメントの営業終了から時が経ち、新所沢駅 周辺の現在の様子には大きな変化が現れています。
現地を訪れると、かつてA館・B館として賑わった建物は安全対策の仮囲いで覆われ、解体・改修に向けた静かな準備期間に入っています。街行く住民に取材を行うと、「閉館直後はぽっかり穴が空いたような喪失感があった」と語る一方で、「日常の食料品や日用品の調達に関しては、想像していたほどの不便はない」という声が多数を占めました。
その背景にあるのが、駅周辺の生活インフラの層の厚さです。駅改札直結の「エミオ新所沢」をはじめ、西口すぐの「西友 新所沢店」が24時間体制(一部フロアを除く)で稼働。さらに少し足を伸ばせば「コープみらい」や業務スーパー、ドラッグストアが徒歩圏内に点在しています。商業の象徴だったファッションビルが退場したことで、派手な消費の場から「極めて堅実でストレスのない生活都市」へと、新所沢駅 パルコ跡地を巡る街の空気感は過渡期特有の落ち着きを見せています。