新井監督が選手やファンから愛される最大の理由は、その泥臭くも輝かしい野球人生にあります。1998年、駒澤大学からドラフト6位という決して高くはない評価でカープに入団。不器用ながら猛練習を重ね、本塁打王のタイトル獲得や名球会入り(通算2000安打達成)を果たしたプロセスは、まさに努力の結晶です。
阪神タイガースへの移籍とカープへの復帰、そして2016年からのリーグ3連覇を牽引した経験が、現在の指導理念の根底に流れています。会見やベンチ裏で放たれる数々の言葉も印象的です。
「打たれたら監督のせい、打ったら選手の手柄」「みんな家族だと思っている」といった言葉は単なるパフォーマンスではなく、選手一人ひとりの心に火をつける強力なリーダーシップとして機能しています。