ここで多くの読者が抱く疑問が、「大手の24時間営業チェーンと、早朝オープンの専門店は何が違うのか?」という点です。世間一般では「朝ラーメン=24時間営業の店に朝行くこと」と混同されがちですが、その実態と厨房の熱量は決定的に異なります。
24時間営業ラーメン真相を掘り下げると、かつて全国のロードサイドを席巻した24時間営業形態は、2020年代半ばにかけて激減の一途を辿っています。大手チェーンですら人員確保の難航から深夜ワンオペレーションの危険性が指摘され、深夜休業へ舵を切る店舗が相次ぎました。深夜帯に作り置きされたスープや、長時間加熱で風味が飛んでしまった出汁に失望した経験を持つユーザーも少なくありません。
これに対し、いま支持を集めているのは「早朝開店に合わせて一番出汁を引く」専門店です。その代表格であり、早朝カルチャーの先駆者とも言えるのがラーメンショップ早朝営業(通称ラーショ)の存在です。朝6時〜7時台から暖簾を掲げるラーショ各店では、前夜からの丁寧な仕込みを経たフレッシュな豚骨醤油スープに、ごま油と秘伝ダレで和えたシャキシャキのネギが躍ります。「朝限定でラーメン1杯500円〜600円」という破格の朝割サービスを提供する店舗も多く、24時間営業の画一的な味とは一線を画す圧倒的な鮮度とコストパフォーマンスがリピーターを離しません。