神奈川南端に位置する三浦半島が、熱い注目を集めている。理由はシンプルだ。「ありのままの日本の豊かな日常」がそこに残されているからだ。
三崎港のまぐろはもちろん、早朝の競りを見学した後に港のプレハブ小屋で味わう水揚げ直後の海の幸、三浦野菜の畑を一望する小さなオーベルジュでの滞在。地元の漁師や農家と直接言葉を交わしながら過ごす時間は、作り込まれたアトラクションでは絶対に味わえない濃密なストーリーに満ちている。観光地化されすぎていないからこそ生まれる偶然の出会いこそ、今の旅行者が最も求めている贅沢と言える。