夏目三久のキャリアを語るうえで欠かせないのが、波乱に満ちた過去の経歴と、そこからの鮮やかな復活劇です。
2007年に日本テレビへ入社した彼女は、同期のなかでも群を抜くアナウンス力と清楚なルックスで、入社直後から『おもいッきりDON!』などの主要番組に抜擢されました。しかし2009年、私生活を盗撮された写真が写真週刊誌に掲載されるという甚大なプライバシー侵害被害に遭います。
当時はインターネット掲示板や週刊誌による苛烈なバッシングが吹き荒れ、担当番組の降板を余儀なくされるなど、アナウンサー人生の危機に立たされました。しかし、2011年1月に日本テレビを退社してフリーアナウンサー(田辺エージェンシー所属)へ転身したことが、彼女の運命を大きく変える契機となります。
同年4月にスタートしたテレビ朝日系『マツコ&有吉の怒り新党』において、総裁(マツコ・デラックス)と政調会長(有吉弘行)という強烈な個性の間で、冷静沈着かつ愛嬌のある幹事長役を好演。媚びない凛とした立ち居振る舞いと、独特のウィットに富んだリアクションが視聴者の絶大な支持を集め、かつての逆境を完全に覆しました。