菊池桃子さんの娘をめぐり、長年多くの人が関心を寄せてきたのが幼少期の「病気」に関する経緯です。娘が襲われた病魔は、一般的には高齢者の病気と捉えられがちな小児脳梗塞(乳児期脳梗塞)でした。 生後4カ月を迎えた頃、菊池さんは娘の身体に違和感を覚えます。「左手足が不自然に動いていない」「手足の温度に左右差がある」という異変に気づき、大学病院に駆け込んだ結果、下された診断が脳梗塞でした。大人であれば早期の血栓溶解療法などが選択されますが、乳児の場合は血管が極めて細く、原因の特定や治療も極めて困難を極めます。 一時は命の危険すら危惧された過酷な状況の中、医師から告げられたのは「左半身に麻痺が残る可能性が高い」という現実でした。菊池さんは当時の心情について、著書や手記の中で「目の前が真っ暗になり、代わってあげられない自分を責め続けた」と振り返っています。 しかし、立ち止まっている時間はありませんでした。菊池さんは医師や理学療法士と二人三脚で、早期からのリハビリテーションを開始します。日常の抱っこや遊びの中に細やかな機能回復訓練を取り入れ、麻痺の残る手足を根気強く刺激し続ける日々。その献身的な努力が実を結び、娘は少しずつ運動機能を取り戻し、補助器具や工夫を取り入れながら日常生活を自力でこなせるまでに回復を遂げました。
菊池桃子の娘の現在|小児脳梗塞の苦難を越えて社会人へ羽ばたく絆
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