山口県を代表する醸造ブランド「とくぢ味噌」を展開するのは、山口市陶(すえ)に本社・工場を構えるとくぢ味噌株式会社です。その原点は、豊かな緑と清流に恵まれた旧佐波郡徳地町(現・山口市徳地)にあります。中国山地の清らかな伏流水と澄んだ空気に育まれたこの土地で、地域の農家が丹精込めて育てた大豆や大麦を生かした味噌造りからスタートしました。
創業以来守り続けているのは、厳選された国産素材と職人の手による丁寧な麹造りです。瀬戸内から九州にかけて広がる麦味噌文化圏の中でも、とくぢ味噌は特に「麦麹の歩合の高さ」と「低温でじっくり寝かせる熟成技術」に定評があります。派手な宣伝を行わずとも、地元家庭の味として世代を超えて受け継がれ、今や山口を代表するソウルフードとしての地位を盤石なものにしています。