「アプリで呼んだ車がどこに来るかわからない」——そんな利用者の叫びが充満していたのは、ほんの1〜2年前のことだ。一般車、従来のタクシー、そしてライドシェア車両が入り乱れ、駅前のロータリーは日常的に麻痺状態に陥っていた。
これに対し、国土交通省と主要自治体は2025年末にかけて大規模な再開発を断行。東京駅八重洲口や羽田空港第3ターミナルなどでは、従来の乗降スペースとは明確に区画を分けた「ライドシェア・アプリ専用ピックアップゾーン」が新設された。ETCと連動したゲート制御により、マッチングが完了していない車両の進入を防ぐ仕組みだ。結果として流出入の円滑化には成功したが、初めて訪れたドライバーが誘導レーンを間違えて立ち往生するケースも後を絶たない。